死亡に影響する修正可能な(改善したらリスクが減る)危険因子とは!?

2023/10/15

死亡に影響する修正可能な(改善したらリスクが減る)危険因子とは!?

今週、世界の臨床医学で最も権威のある医学雑誌から、非常に有用な研究が報告されました。
これは以前、院長のブログでも取り上げたトピックに近い内容です。

2型糖尿病患者の平均寿命について

喫煙でどれだけ寿命が短縮するのか?

を参照ください。


心血管疾患と死亡率に対する修正可能な危険因子の世界的影響 : NEJM 2023; 389:1273
 34ヵ国の112のコホート研究(総勢約150万人)の10年後心血管イベント、死亡率を地域、年齢、性別で階層化して評価 し、
以下5つの項目が修正可能な危険因子と同定されました。


①BMI:肥満度 
②収縮期血圧 
③non-HDLコテステロール :LDLコレステロールや中性脂肪(TG)
④喫煙 
⑤糖尿病

これらは今からでもコントロールしようと思えばできる項目です。
予防医学の大切さを示唆する研究でした。


©医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニック