院長からのお知らせ
2023/09/23
インフルエンザ流行中
なかはらクリニック周辺の小〜高校生を中心にコロナ・インフルエンザが流行しています。
体育祭や文化祭を機に広がりつつあります。
そのうち、家庭内感染から大人にも広がっていくでしょう。
うちの子供3人、それぞれの学校で、インフルエンザのため学級閉鎖になっています。
コロナもインフルエンザも38度以上の発熱や倦怠感 咽頭痛・咳などで鑑別が難しい症状を呈しています。
そして、今一番辛いのが、全国的に咳止め・抗生物質が不足しており、処方したくても、各薬局で手に入ららない状態がございます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8722bc67f6f59e58cb9a3907c298ee939409f4e4
今一度、マスク・手洗いの徹底を心がけてください。
2021年〜22年の冬を覚えていますか?
当院でもインフルエンザ感染症を滅多に見かけませんでした。
2023/09/23
インフルエンザワクチン正い理解の為に
インフルエンザワクチンは予約制ではございません。
当院に在庫があれば、希望者に接種いたします。
10月からインフルエンザワクチン接種を開始しています。
その際によく聞かれる質問がございます。
Q:早く打つと年明けまで効かなくなっちゃうんですか?
答えは5〜6ヶ月程度維持されます。
論文にもよりますが月に数%程度割合で発症予防の有効性が低下してくるようです。
大切:発症予防効果は50〜60%と言われています。重症化予防が主な目的です。
Q:新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能ですか?
→新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。
いろいろ論文がございます。アメリカCDCや厚生労働省からも患者向けにQ&Aがあります。
以下にわかりやすい概略を作成しました。参考にしてみて下さい。
インフルエンザワクチン開始 | 10月〜 |
ワクチン接種 | 10月〜11月までに |
ワクチン効果発現 | 接種後2週間後 |
インフルエンザ・シーズンのピーク | 12月~2月 |
インフルエンザの流行 | 4月または5月に下火になる |
インフルエンザワクチンの効き目 | 接種後約5-6ヶ月 |
引用元
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
https://www.cdc.gov/vaccines/hcp/vis/vis-statements/flu.html
https://www.cdc.gov/vaccines/hcp/vis/vis-statements/flu.html
file:///Users/officemacmini/Downloads/cdc_112645_DS1.pdf
https://www.verywellhealth.com/how-long-does-a-flu-shot-last-770538
2023/09/14
新型コロナワクチン 第3報
9月19日に予約枠を増やしました!予約できなかった方はご利用ください。
先日、川崎市ホームページが更新され、XBB対応ワクチン詳細が発表されました。
9月20日以降開始の予定です。
それに伴い、予約を15日昼以降から川崎市ワクチン接種予約センターで開始予定としました。
ワクチン接種予約は従来通り、川崎市ワクチン接種予約センターからの予約となります。
https://kawasaki.v-yoyaku.jp/login
以下、川崎市HP転載、
予約について

- 無断キャンセルはしないでください。
やむを得ず当日キャンセルをする場合は、予約した医療機関にご連絡をお願いします。 - 予約コールセンターの電話番号は0120-654-478(8時30分~18時、土日祝日も対応。※12月29日~1月3日を除く。)です。おかけ間違いにご注意ください。
詳細は以下の通りです。
2023/09/13
インフルエンザワクチン情報第一報
※インフルエンザワクチンは予約制ではございません。
※インフルエンザ予防接種は、コロナワクチンとの同時接種が可能です。
令和5年度高齢者インフルエンザ予防接種について
1. 実施期間 令和5年10月1日~令和6年1月31日まで
2. 対象者 川崎市内に住民登録がある方で、次のいずれかに該当する方
①接種日に65歳以上の者
②接種日に60歳以上65歳未満で ・心臓、腎臓、呼吸器の機能障害を有するもの ・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害を有するもの
3. 自己負担金 2,300円(税込み) ただし、市県民税非課税世帯の方など、一部対象者は自己負担金が免除になります。
接種費用は以下の通りです。
・65歳以上の方(川崎市在住): 2,300円
・65歳未満の方 : 3,500円
13歳未満の方は2回接種です。
ワクチン接種の際には予診票の記入をお願いしております。
事前にご記入の上お持ちいただきますと、待ち時間を短縮することができます。
予診票ダウンロードはこちらから→
2023/09/10
なかはら内科ニュース
今年秋から来年度に、なかはら内科クリニックがバージョンアップいたします!
その1
今まで、診察前に体重測定を実施し、体重、血圧、血糖値の推移を見ながら生活指導を行ってきましたが、体重だけでなく、体組成測定機を新規に導入します。
そうです。ジムに置いているアレです。
但し、正確性を担保するため医療機器として認可された機材を導入します。
実は体組成計は電気量販店にもあるようにピンキリの世界で、精密性・正確性を担保された医療機器としては日本には3種類しかないのです。
定期的に体重だけでなく、筋肉量や脂肪量を測定することにより、もっと患者さん健康に対する行動変容を促したいと考えています!
https://www.tanita.co.jp/product/business/bodycompositionanalyzer/4102/
その2
超音波機械の変更です。
心疾患、甲状腺疾患、動脈硬化症などで役立つ超音波検査:エコーですが、携帯電話やパソコンと同じで日々進化しています。
その3のためでもありますが、診断精度を向上させるべく最新機種への変更・導入を決定しました。
https://jp.medical.canon/products/ultrasound/aplio_averifia
その3 予定
木曜日をかかりつけ患者さんのための動脈硬化症関連の健診日に当てようと考えています。
高血圧・糖尿病・心不全などの循環器疾患の患者さんがなかはら内科クリニックには多数いらっしゃいます。
特に動脈硬化症の進展や循環器疾患にかかりやすい患者さんを対象にまとまった検査日を
予約制
として設けます。
2023/09/07
看護師(パート)募集しています。
なかはら内科クリニックです。
今後の業務拡充ならびに医療の質向上に向け、看護師(パート)を募集しています。
当院は、生活習慣病に特化した専門クリニックです。
患者さんとのコミュニケーションが良好なことはもちろんとして、採血が痛くない技術をお持ちの方で糖尿病療養指導士や心不全療養指導士をお持ちの方、歓迎いたします。
療養指導士取得希望の方も是非、ご連絡ください。
2023/09/04
院長が協力した論文が発表されました.
院長が協力した論文が発表されました.
国内の多施設共同研究からです。従来の心不全には治療として利尿薬を使用しておりました。
今回、糖尿病治療薬であるSGLT-2阻害薬であるカナフログロジンがどう、心不全治療として役に立つかを検討した研究です。
2023/08/27
なかはら内科ニュース:医療の質って?
よく、クリニックのホームページを見ると、最良の医療・最高の医療、医療の質が高いなど、耳障りのいいキーワードが入っていますよね。
今までも、高い医療の質を患者さんに医療を提供すべく、努力をしてきました。しかし、これを実践することは非常に大変で、当院でも四苦八苦しています。
そもそも当院の考える医療の質って何?
厚生省が提案している指標はもちろんですが、今回は院長が国際的評価機関であるJCI(Joint Commission International)の評価を受ける側の人間として勉強・経験した上で、
当院が考える医療の質についてお話しします。
たくさんあるのですが、大きく分けて二つ紹介します。
#1 最新の医療の提供
ここ数年はコロナを経験しました。初め原因不明の感染症から始まり、その原因が新型コロナウイルスということが判明しました。その後、遺伝子検査、抗原検査で患者さんの診断が可能になり、そして、ワクチンが開発・提供され、さらに治療薬開発・提供ができるようになりました。
医学はゆっくりではありますが、日々進歩しています。
当院では、コロナが日本に入ってきて、他の医療施設がコロナ診療に躊躇している中、すぐに診断・治療を積極的に行ってきました。
なかはら内科クリニックは糖尿病・高血圧・脂質異常症・循環器疾患など生活習慣病に特化したクリニックです。
現在も、欧州心臓病学会が行われており、最新の医学が発表されております。それを日本の医療のルールに基づきながら患者さんに還元できればと日々努力しています。
#2 医療安全の確保・提供
医療行為には採血・放射線などたくさんの医療安全に関わる事項があります。
例えば、糖尿病治療ではインスリンを使用することが多くあります。
インスリンで問題になるのは、重症低血糖です。
なので、
一般的な内科診療では、なかなかクリニックレベルでインスリン導入することできません。
それなりに、クリニックが提供できる医療機器や高い専門性をもったスタッフがいなければ成り立ちません。
教育され資格を持ったスタッフが患者さんに病態・診断・治療を説明し、患者さんに安全な治療を実践していただく必要があります。
当院では当日評価できる血糖測・ヘモグロビンA1c測定はもちろん、低血糖予防のための患者教育やICTを利用した遠隔血糖値管理などを行っています。
これは患者さんだけでなく、医療機関も管理することで医療安全の質を担保することが可能なわけです。
最近では、コロナ禍で基礎疾患のあるかかりつけ患者さんが罹患することが多く見られるようになってきました。コロナに効く抗ウイルス薬を処方するのはもちろんですが、必要に応じて酸素濃度測定機械を貸し出して、自宅での病態悪化をすぐに見つけられるように医療安全の努力を行っております。
2023/08/26
とうとうなってしまいました:帯状疱疹
なかはら内科クリニックの 院長の岸です。
例年どおり、約1週間のお休みをいただき、院長含め当院スタッフも心身ともにリフレッシュさせていただきました。どうもありがとうございました!
院長は子供が3人いるのですが、それぞれに付き合っていると体力が持ちません。
特に今年は、下の娘がプールにハマってしまい、流れるプールや台風の中の水泳6時間などでやや低体温症ぎみで生活しておりました。。
明後日から診療再開だ!と気合を入れていたのですが、なんか腰が痺れるような?チクチクするような?ビリビリするような、腰痛のような?そんな複雑な感じを自覚しておりました。
いろいろ運動したせいで腰痛になったかとやり過ごしていたのですが、その翌日、プツプツ見覚えのある皮疹が出始めてきました!
そうです。。
帯状疱疹
になっていましました。
その後の帯状疱疹の電気的な刺激のような激しい痛みと全身の倦怠感は人生で味わったことのない感じでした。1日は体が重く起き上がることができませんでした。もう1週間経つのですが、まだ、神経痛は残っていて悲惨です。。
40歳代の院長は帯状疱疹ワクチン(シングリックス)を打つことができません。
一般的にシングリックスというワクチンの適応は50歳以上から推奨しています。
最近、帯状疱疹ワクチンのCMが頻繁に流れています。
当院は、いろいろなワクチン接種を推奨しておりますが、50歳以上になったら是非、ワクチンを検討することを心から提案します。
ただし、10年程度持続し、発症予防効果のあるシングリックスは非常に高価です。
どこのクリニックでも、納入単価が高いので一回2万数千円します。
それを2回打たなければなりません。
東京都のある区では半額程度の補助が出るのですが、川崎市含め神奈川県ではまだ補助には至っていないようです。
でも、もし、余裕があるのなら、是非打った方がいいと思います。
罹ると、本当にひどいです。特に頭部に発症すると脳症や神経麻痺のリスクが生じるので入院治療を要する場合があります。
ワクチン接種に関心がございましたら、是非、ご相談ください。
帯状疱疹についての詳しい解説リンクは以下です。
https://taijouhoushin-yobou.jp/
予防接種リンク
https://jp.gsk.com/ja-jp/products/our-prescription-medicines/shingrix/
https://nakahara-naika.com/vaccination.php
帯状疱疹ワクチンを接種できる医療機関検索サイト
https://www.health.ne.jp/hospital/taijou/?utm_source=dtc&utm_medium=sitelink&utm_campaign=taijou
2023/08/26
暑さによる運動不足や体重増加:糖毒性
去年と同様、今年も暑かったですね。
院長の私もそうですが、日中運動不足でかつ、食事摂取量は一緒どことか、子供達とアイスを食べたりしたので、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまい、体重増加に至りました。
糖尿病を専門にしているなかはら内科クリニックには、このようなエピソードをもつ方が多くいます。
そのつけとして、残暑の今頃になり、血糖値の悪化で受診となったり、
喉の渇き→多飲→多尿・頻尿そして、倦怠感・体重減少などの古典的糖尿病症状で受診される機会が増えてきました。
これは、体の中が非常に甘い状態で濃度が濃い状態になってしまい、うまく血中の糖をエネルギーとして使うことができなくなってしまっている状態です。
そうすると、細胞内の脂肪をエネルギーとして使用するようになり、ケトン体という物質が産生され、体が酸性(酸っぱい?)状態になることによるケトーシスという状態に陥ってしまいます。
これを糖毒性といいます。
この状態ではもはや、生活療法や内服治療をおこなうことよりも、インスリン注射を実施した方がよい治療となってしまいます。
そうならないように、運動不足分のエネルギーを過多を、食事制限で補うか、運動してエネルギー消費を促すかしてください。
一般に、週150分程度の有酸素運動が有効といわれています。
©医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニック