クリニック紹介
外観・院内の様子
院内設備
ID NOW(PCR検査機器)
なかはら内科クリニックではコロナ流行初期から、感染症外来を実施しております。
オミクロン株では抗原検査キットを適切な手技で実施することにより、ある程度正確な精度で診断をすることができております。
しかし、一定数見逃す可能性があることから、必要に応じて外注検査としてPCR検査を実施しておりました。その場合、検査結果が翌日夕方になってしまうという課題がありました。
そのため今回、院内で検査できるPCR検査機器(ID NOW)を導入することになりました。
このID NOWは、新型コロナウイルス感染症の遺伝子検査を迅速で正確に行える機器です。
診断時間としては、陽性の場合は5分、陰性の最終判定までの時間も13分以内と非常に短い時間で検査することが出来ます。
GONα
HEPA(high-efficiency particulate air)フィルター搭載の空気清浄機
十分な換気をしておりますが、やはり、コロナ禍では患者さんの中には混雑している待ち合いには居たくないなあという気持ちが生じると思います。
この度、従来の空気清浄機に加え、HEPA(high-efficiency particulate air)フィルター搭載の空気清浄機を導入しました。
HEPAフィルターを搭載した空気清浄機を用いることで、エアロゾル中に存在する感染性の新型コロナウイルスなどのウイルスを経時的に除去できることがわかっています。
待合室に導入することにより、患者さんの感染予防によりいっそう寄与できればと考えております。
体組成計
タニタ体組成計(MC-780MA-N)では基礎データに4C法を採用し、性別、年代、体型別のアルゴリズムで体組成を分析。人体の多様性に対応した誤差の少ない分析が可能です。 6つの周波数を用いてインピーダンス測定を行い、細胞の内液と外液に分けた精密な分析を行います。
Afinion2
HbA1c、CRPなどの迅速測定装置。
一滴の血液で測定可能です。待ち時間短縮のために当院では2台で運用しています。
睡眠評価装置パルスリープ(睡眠時無呼吸症候群 簡易検査)
睡眠時無呼吸症候群が疑われる人に, 簡易型検査装置によるスクリーニング検査を行います。
鼻口気流、気管音、酸素飽和度体動を記録して判定いたします。
当院では、新しいフクダ電子社製睡眠評価装置(パルスリープ LS-140)を2台導入しています。操作ボタンが1つだけでわかりやすい操作性です。従来の装置よりも小型で軽量、そして夜間の視認性も良い有機EL液晶が採用されています。
- 一般X線撮影装置
- 骨密度検査
- 心電図検査
- CRデジタル画像処理装置
- パルスオキシメーター
- 臨床化学分析装置
- 24時間ホルター心電図
超音波装置
この装置では、超音波で体内のいろいろな臓器の形態診断や、血液の流れる方向・速度を測定し、その情報をモニタに表示することができます。
フルデジタル回路を採用していますので、より高精細な画像をカラーで見ることができます。
臨床化学分析装置
白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、CRP、HbA1cの測定を短時間かつ高精度に行ないます。
24時間ホルター心電図
24時間かけて、日常生活中の心電図を記録します。「脈の乱れ」「胸の痛み」「一日の心臓の動く回数や動悸」などを調べる時に行います。
動脈硬化症評価検査
当院で、血管の硬さの指標であるCAVIと足の血管の詰まり具合の指標であるABIを評価できるようになりました。
これに基づいて血管年齢も評価する事が可能となりました。
CAVI(Cardio Ankle Vascular Index)
CAVI(キャビィ)は大動脈を含む「心臓(Cardio)から足首(Ankle)まで」の動脈(Vascular)の硬さを反映する指標(Index)で、動脈硬化が進行するほど高い値となります。大動脈の進展性の低下は心疾患の発症や予後を規定する因子となることが知られており、早期診断と管理に役立ちます。
さらにCAVIは頚動脈エコー等で測定されるスティフネスパラメータβ法に基づき算出され、血圧に依存されない血管固有の硬さを表します。
動脈硬化検査の重要性
動脈硬化を予防するには、高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病が危険因子であることから、これらの疾患を予防・治療することが重要です。
さらに近年では内臓脂肪蓄積を基盤としたメタボリックシンドローム患者では、1つ1つの疾患が軽度、または発症していなくとも、それらが重複すると心血管疾患のリスクが著明に上昇することも言われています。
そこで血圧とは独立した動脈硬化そのものを診断・評価することも、予防を効率よく行うために重要だと考えられます。
臨床的有用性
■治療や生活習慣是正の動機付けに役立つ
■動脈硬化に対するリスクファクター
●CAVI基準値
CAVI<8.0 | 正常範囲 |
8.0≦CAVI<9.0 | 境界域 |
9.0≦CAVI | 動脈硬化の疑い |
▼CAVIが低い
- 柔らかでしなやかな血管
- 血圧が上がると大きくふくらむ
▼CAVIが高い
- 動脈硬化を起こした血管
- 血圧が上がっても膨らみは小さい
ABI(Ankle Brachial Pressure Index)
下肢動脈の狭窄・閉塞 ABI
ABIは、下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標です。上腕と足首の血圧から算出されます。ABIは非侵襲的な検査で数値として評価できるので、PAD患者の早期発見に有用です。PAD(末梢動脈疾患)は、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることからも、早期発見が重要です。
●ABI基準値(2011年ACC/AHA基準)
1.41≦ABI | 足首の血圧が高めです |
1.00≦ABI≦1.40 | 正常範囲です |
0.91≦ABI≦0.99 | 正常範囲ですが境界領域です |
ABI≦0.90 | 末梢動脈疾患の疑いがあります |
©医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニック