月: 2022年4月
2022/04/25
サルコペニア フレイル
中原区という地域は年齢層が若く人口増加が起こっている地域です。
しかし、当院でも高齢患者さんが多数来院されます。
患者さんの名前を呼んで立ち上がるまでの時間や移動速度を見ながら、患者さんの今日の状態、筋力含めたADLの推定などを医師は観察しています。当院に入ったその瞬間に実は、患者さんの健康状態の観察が始まっているのです。
難聴と思っていなかったが、実は難聴だったとか、いつもの自分は変わりないから健康だと思いがちですが、事務員さんや看護師さん、医師は患者さんとの日常会話や動作を通して、何か変わった事がないか、何か助けになることはないかと考えながら診療にあたっています。
最近、なかはら内科クリニックでは、高齢者を対象にサルコペニア・フレイル評価のために握力計を導入いたしました。

そもそもサルコペニア?フレイル?ってなに??
サルコペニアとは
筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態
です。
サルコペニアは、特に高齢者の身体機能障害や転倒のリスク因子になり得るとされています。
フレイルとは
加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態
です。「虚弱」といわれる場合もあります。言い換えると、介護が必要になる前段階とも表現できます。
サルコペニアが筋肉量の減少にターゲットを置いているのに対して、フレイルの方が体重減少、倦怠感や活動度の低下などの項目が入っており日常生活動作(ADL)に主眼をおいた概念といえます。
話を握力計に戻しますと、
患者さんの筋力の衰えを数値化して、いかにサルコペニア・フレイルを回避するかに役立ちます。
もちろん診断基準に当てはまっている患者さんには適切な栄養指導と運動療法を指導します。
以下出典:日本内科学会雑誌109 巻10 号 p2162


2022/04/24
院長の協力した研究がパリで発表されます。
5月19日からパリで開催されるERA(European Renal Association:欧州腎臓病学会)の第59回総会で
院長が立案・運営した研究が発表されます。
無症候性(無症状の)糖尿病患者さんの腎機能と動脈硬化症の進展についての研究です。
早くコロナが落ち着いて、実際の海外学会会場に参加したいものです。。。
https://academic.oup.com/ndt/article/37/Supplement_3/gfac076.025/6577679?searchresult=1
2022/04/24
ギラファノコギリクワガタ
今日は時間があるので、もう一つ。
学生時代から生き物観察が大好きで、時として真剣に飼育しております。
今は子供の趣味に便乗して昆虫飼育をしています。
昨年、秋に全長が世界最長のクワガタであるギラファノコギリクワガタが産卵しました。
実は、クワガタはカブトムシより飼育しやすく、菌糸瓶というクワガタの餌となるカビが生えたコナラなどのくずの入ったところにクワガタを入れ、温度管理するだけなので、虫嫌いな家族がいても育てやすい昆虫なのです。
現在2ー3齢虫まで成長したので、かかりつけの患者ご家族や近所の方々にその後の成長を委ねました。
各ご家庭で、うまく育ちますように。


2022/04/24
ヘラクレスカブトムシ
子供の入学祝いで入手し、一度は幼虫は蛹まで育ちましたが、羽化失敗。。。
苦い経験に反省し研究を重ね、とうとう1.5年の歳月を費やし、ヘラクレスオオカブトが羽化しましたー!
オスとメスです。
繁殖予定ですが、もしお子様・お孫様に生き物の一生を経験させたいというご家族がおられましたら、
お声がけください。



2022/04/16
診療報酬改定に伴う一部ご負担金額変更のお知らせ
2022年4月1日(金)、厚生労働省による診療報酬改定が施行されます。
当改定に伴い、患者様・受診者様におかれましては、これまでと同じ診療内容であっても、ご負担金額が異なる場合がございます。
ご理解ご了承の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
診療報酬改定の詳細は下記よりご覧ください。
●厚生労働省WEBサイト「令和4年度診療報酬改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00037.html
2022/04/14
濃厚接触者の取り扱い(改訂2022.04.14)
日に日にコロナ感染者が増え、その家族からの問い合わせが多くなってきております。
重要:
当院では療養解除のための自費検査を実施しておりません。
濃厚接触者とは
濃厚接触者とは、患者の感染可能期間*において、当該患者が入院、宿泊療養又は自宅療養を開始するまでに接触した者のうち、次のいずれかに該当する方が該当となります。
※感染可能期間内:発症日の2日前から、診断後に隔離開始されるまでの間
- 患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
- 適切な感染防護なしに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
- 患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
- 手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)
※ 出典元:新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(令和3年11月29日版)
濃厚接触者の健康観察期間は以下の通りです。
1.無症状の方
原則、陽性患者と最後に会った日の翌日から7日間自宅待機をしていただき、毎日体温を測り、健康観察をお願いします。症状が出ることなく、待機期間を終えた場合は、健康観察終了となります。
また、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者は、感染者と最終接触した日から7日間(8日目解除)ですが、4日目及び5日目の抗原定性検査キットを用いた検査で陰性を確認した場合は、社会機能維持者であるか否かに関わらず、5日目から解除が可能です。詳細は(神奈川県ホームぺージ)外部リンク濃厚接触者の待期期間外部リンクをご確認ください。
従来は、一般の方とエッセンシャルワーカーで、待機期間短縮の取扱いについて違いがあ
りましたが、今般、すべての濃厚接触者の待機期間を同一とする事で整理されました。
○すべての濃厚接触者(症状なし)の待機期間
・陽性者と最後に接触した日を0日として、7日間待機(8日目に待機解除)
待機機関終了を確認するための検査は必須ではありません。
*重要:ただし、待機4日目と5日目に抗原検査キットによる検査をして、両日ともに陰性だった場合、4日間とする事が可。
(5日目より待機解除が可能)
検査は自費検査により行い、4日目及び5日目の抗原定性検査キットを用いた検査で陰性確認後、5日目から解除が可能である

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/noukokusessyoku.html
2022/04/04
再掲:発熱外来は予約制になりました。
予約は発熱外来当日朝9時前後に開きます。
発熱外来は予約制になりました。
受診当日朝に予約して来院してください。
ご自身で抗原検査・PCRを受け陽性反応であった場合、その結果をご持参ください。写真でも構いません。当院での検査を省略することができます。
受診希望の方は以下からアクセスしてください。
https://www.489map.com/helios/A9096791/reserve
当院の発熱外来受診するにあたり、患者間、患者−医療者間の感染予防の観点から、サージカルマスク(不織布マスク)での来院をお願いしております。
ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

©医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニック