子宮頸がんの発症において、ヒトパピローマウイルス(HPV)が関与している割合は95%以上(ほぼ100%)とされています。
主なポイントは以下の通りです。
- ほぼすべての子宮頸がんがHPV由来:世界保健機関(WHO)や国立がん研究センター等の見解でも、子宮頸がん(特に扁平上皮癌で99%以上、腺癌を含めた全体でも95%以上)の組織から高リスク型HPVのDNAが検出されており、「子宮頸がんのほぼ100%がHPVの持続感染によって発症する」と位置づけられています。
- 高リスク型ウイルスの内訳:HPVには200種類以上の型がありますが、子宮頸がんの発症に深く関わるのは「高リスク型(16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型など)」です。特に16型・18型の2種類だけで、子宮頸がん全体の約60〜70%を占めます。
- 9価ワクチン(シルガード9)によるカバー率:高リスク型7種類(16/18/31/33/45/52/58型)をカバーする9価ワクチンを接種することで、子宮頸がんの原因となるHPV感染の約88〜90%を予防できるとされています。
10月木曜日診療日のお知らせ
こんにちは。武蔵中原・武蔵小杉・元住吉エリアの皆様の健康に寄り添う、かかりつけ医の医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニックです。
10月の木曜診療体制および動脈硬化症関連の検査日についてお知らせいたします。
🗓 10月の木曜診療日
- 10月8日(木)
- 10月15日(木)
- 10月22日(木)
⏰ 木曜午前:完全予約制(定期診療・動脈硬化症関連の検査)
木曜日の午前中は完全予約制(電話・窓口予約)とさせていただいております。通常の定期診療に加え、当院をかかりつけ医としてご利用いただいている患者様を対象とした「動脈硬化症関連の検査日」となっております。
糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病は、自覚症状がないまま血管を傷つけ、進行すると心臓病(心筋梗塞・狭心症)や脳卒中といった命に関わる重大な病気(動脈硬化)を引き起こします。
こんな方にお勧めです:
- 糖尿病や高血圧を指摘されており、血管の状態が心配な方
- 将来の心臓病・脳血管疾患を予防したい方
- 武蔵中原・武蔵小杉周辺で動脈硬化の詳しい検査ができる内科をお探しの方
ぜひこの機会に定期的な検査をご検討ください。お気軽にご相談・ご予約ください。
⚠️ 【重要】木曜日は感染症外来を行っておりません
木曜日は検査および糖尿病・高血圧・脂質異常症・心臓病などの定期慢性疾患の診療に特化しているため、発熱外来を含む感染症外来の受付は行っておりません。
風邪症状や発熱のある患者様は、大変恐れ入りますが他の曜日にお問い合わせいただくか、近隣の医療機関をご受診いただきますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
武蔵小杉駅・武蔵中原駅・元住吉駅周辺からアクセスしやすい当院では、地域の皆様の生活習慣病予防や心血管の健康維持に力を入れています。体調管理や検査に関するご不安がございましたら、まずはお気軽にお電話にてご予約ください。
インフルエンザワクチンは予約制ではございません。
当院に在庫があれば、希望者に接種いたします。
10月からインフルエンザワクチン接種を開始しています。
その際によく聞かれる質問がございます。
Q:早く打つと年明けまで効かなくなっちゃうんですか?
答えは5〜6ヶ月程度維持されます。
論文にもよりますが月に数%程度割合で発症予防の有効性が低下してくるようです。
大切:発症予防効果は50〜60%と言われています。重症化予防が主な目的です。
Q:新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能ですか?
→新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。
いろいろ論文がございます。アメリカCDCや厚生労働省からも患者向けにQ&Aがあります。
以下にわかりやすい概略を作成しました。参考にしてみて下さい。
| インフルエンザワクチン開始 | 10月〜 |
| ワクチン接種 | 10月〜11月までに |
| ワクチン効果発現 | 接種後2週間後 |
| インフルエンザ・シーズンのピーク | 12月~2月 |
| インフルエンザの流行 | 4月または5月に下火になる |
| インフルエンザワクチンの効き目 | 接種後約5-6ヶ月 |
引用元
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
https://www.cdc.gov/vaccines/hcp/vis/vis-statements/flu.html
https://www.cdc.gov/vaccines/hcp/vis/vis-statements/flu.html
file:///Users/officemacmini/Downloads/cdc_112645_DS1.pdf
https://www.verywellhealth.com/how-long-does-a-flu-shot-last-770538
いつも当院をご利用いただきありがとうございます。
11月21日(土)は院長不在のため、下記の医師が診療を担当いたします。
- 代診医師:山本 裕貞(やまもと ひろさだ)先生
- 所属・役職:帝京大学医学部附属溝口病院 内科 講師
- 専門分野:循環器病学
- 主な専門医・資格:
- 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会 専門医
内科全般はもちろんのこと、循環器の専門医でもいらっしゃいますので、高血圧や動悸・胸の違和感など気になる症状がある方も安心してご受診ください。
【ご予約について】
ご予約の際は、「診察」→「11/21(土)代診 山本先生」を選択して取得してください。
患者様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg10729/booking/select-booking-menu?medicalDepartmentId=9303c025-756a-46b7-afa0-50c77578b5e4
「朝の血圧130未満」を目指しましょう
~夜間・早朝高血圧を見逃さないために~
先日、「4 Days Web Seminar ~夜間高血圧を見逃さない~」という講演会で、座長を務めさせていただきました。今回のテーマは、「夜間高血圧」と「早朝高血圧」です。
高血圧というと、病院やクリニックで測る血圧を思い浮かべる方が多いと思います。しかし実は、診察室での血圧が良好でも、寝ている間や朝起きたときに血圧が高くなっている方がいらっしゃいます。
今回の講演を通して改めて感じたのが、「朝の家庭血圧を見ることの大切さ」です。
今日のポイント:朝、ご自宅で血圧を測る習慣が、夜間・早朝高血圧の発見につながります。
なぜ「朝の血圧」が大切なのでしょうか?
本来、血圧は睡眠中には低下します。ところが、高血圧の患者さんの中には、夜になっても十分に血圧が下がらない「non-dipper型」や、むしろ夜間に血圧が上昇する「riser型」の方がいます。
夜間血圧が高いほど、腎臓ではアルブミン尿、心臓では左室肥大などの臓器障害と関連することが報告されています。今回の講演でも、夜間血圧とこうした高血圧性臓器障害(HMOD)との関係が詳しく取り上げられました。
そして、夜間の血圧を反映する一つの重要なサインが、朝の血圧です。
講演で紹介された研究より
治療中の高血圧患者さんでは、朝の収縮期血圧(上の血圧)が高くなるほど夜間高血圧を認める割合が増え、朝の血圧が135mmHg以上の患者さんでは71%に夜間高血圧が認められていました。
つまり、毎朝ご自宅で測っていただく血圧には、診察室だけでは分からない情報が隠れているのです。
目標は「朝の上の血圧130mmHg未満」
日本高血圧学会は2025年に「早朝高血圧徹底制圧宣言」を発表し、「朝の血圧130mmHg未満を目指そう」というメッセージを打ち出しています。
また、「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」では、診察室だけでなく家庭血圧、夜間血圧、早朝血圧などを含めて血圧を評価することの重要性が強調されています。
※ただし、「130を超えた日が1日あったから危険」という意味ではありません。家庭血圧は継続して測定し、その推移を見ることが重要です。また、個々の患者さんの年齢や病状、治療内容によって適切な管理方法は異なります。
診察室の血圧だけでは分からないことがあります
今回、座長を務めながら改めて感じたのは、高血圧治療は「病院で測った血圧を下げれば終わり」ではないということです。
大切なのは、一日の中で血圧がどのように変動しているのかを考え、脳・心臓・腎臓・血管を高血圧によるダメージから守ることです。
そのために、患者さん自身にできる非常に大切なことがあります。それは、朝、ご自宅で血圧を測ることです。
診察室では血圧が正常なのに、朝だけ高いという方も決して珍しくありません。「病院では血圧はいいと言われているから大丈夫」と思っている方も、一度ご自宅で朝の血圧を測ってみてください。
そして、朝の上の血圧が130mmHg以上の日が続くようであれば、その記録をぜひ診察の際にお持ちください。
毎朝のわずかな習慣が、夜間・早朝高血圧を見つけ、将来の脳卒中や心臓病、腎臓病を予防する第一歩になります。
「朝の血圧130mmHg未満」——ぜひ覚えておいていただきたい数字です。
🏥監修者情報
監修:岸 智(なかはら内科クリニック 院長)
日本専門医資格
- 認定内科医
- 総合内科専門医(指導医)
- 高血圧専門医
- 糖尿病専門医
- 循環器専門医
- 脈管専門医
- 認定産業医
- 糖尿病認定医
国際フェロー
- FACP
- FAHA
- FACC
- FESC
- FSCCT
🏢クリニック情報
なかはら内科クリニックは、川崎市中原区下小田中3丁目30番地3号にあり、JR南武線「武蔵中原駅」から徒歩12分です。武蔵小杉・元住吉・日吉・武蔵新城エリアからの通院も可能です。高血圧をはじめとする生活習慣病の管理・治療を専門的に行っております。
📚出典
- 日本高血圧学会「早朝高血圧徹底制圧宣言」(2025年)
- 日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」
- 「4 Days Web Seminar ~夜間高血圧を見逃さない~」講演内容
2026年度 高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせ
なかはら内科クリニックでは、川崎市の高齢者を対象とした定期インフルエンザ予防接種を実施します。
インフルエンザワクチンは、感染や発症を完全に防ぐものではありませんが、発症や重症化、合併症を予防する効果が期待できます。
ワクチン接種後、効果が現れるまでには約2週間かかり、その効果は約5か月持続するとされています。
対象となる方
川崎市に住民登録があり、次のいずれかに該当する方が対象です。
① 接種日に65歳以上の方
② 接種日に60~64歳で、次のいずれかに該当する方
- 心臓・腎臓・呼吸器の機能に、身体障害者手帳1級程度の障害がある方
- ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能に、身体障害者手帳1級程度の障害がある方
接種期間
2026年9月24日(木)~2027年1月31日(日)
期間中に1回接種できます。
川崎市の状況により、接種開始日を前倒し,当院では9月25日から開始いたします。
自己負担額
2,300円(税込)
接種時に医療機関でお支払いください。
自己負担金が免除される方
次のいずれかに該当する方は、接種時に所定の証明書類を提示することで、自己負担金が免除されます。
- 生活保護世帯の方
- 市・県民税非課税世帯の方(世帯全員が非課税の場合)
- 中国残留邦人等に対する支援給付の対象となっている方
免除を受けるために必要な書類
次のいずれか1点を接種時にご提示ください。
- 最新の生活保護決定通知書または被保護証明書
- 最新の介護保険料納入通知書(保険料段階が第1~第4段階のもの)
- 中国残留邦人等に対する支援の本人確認証(受給期間に接種日が含まれるもの)
- 中国残留邦人等に対する支援給付受給証明書(受給期間に接種日が含まれるもの)
※「非課税証明書」は、世帯全員が非課税であることを確認できないため、免除の証明書類として使用できません。
※予防接種のための介護保険料納入通知書の再発行は行われません。
※一度お支払いいただいた自己負担金は返金されません。免除対象の方は、必ず接種時に証明書類をお持ちください。
接種をご希望の方へ
高齢者を対象としたインフルエンザ定期予防接種は、法律上の接種義務はありません。接種による効果や副反応などをご理解いただいたうえで、ご本人が希望する場合に接種を受けていただきます。
ご不明な点がございましたら、なかはら内科クリニックまでお問い合わせください。