検査結果に注意が必要・再検査の方へ

当院から、健康診断や人間ドックで注意が必要とされた方、再検査が必要とされた方へ健康寿命を延ばしていただきたいという願いを込めたご案内です。

健診・人間ドックを受けられた方で、検査結果の数値に注意が必要とされた方、再検査が必要とされた方でも以下の様々なご事情で対策をとられてない方が多いのではないでしょうか。

  • 健診の結果があまり良い結果ではなかったが、「どこが悪いのか」「何に気をつければいいのか」書いてあることがわからない。
  • 再検査と書かれていたが、毎年、同じような結果で調子も悪くない方の場合、痛くなったり、身体がつらくなったら病院へ行こうと考えている。
  • 病院に行くべきなのは理解しているが、仕事が忙しく時間がとれない。 など

折角、皆様の大切なお時間や料金を支払らわれ、得られる身体のいわば通信簿の様なものです。お身体の情報を把握することで、健康のために活用することができます。 また、当院では、患者様の健康をお守りすることで、生活の質向上:QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)を念頭に診療にあたっています。

健診・検診項目のご案内

健診で注意が必要とされる方へ、各項目について簡単にご案内いたします。

当院では、再検査や診療のために受診される方はもちろん、他の医療機関で健診や人間ドックを受けられた方にも検査結果をお持ちいただければ、詳しくご説明いたしますので、お気軽にご来院ください。


血糖値(BS,HbA1c)が高いと指摘された方

血糖値の異常を指摘された方は、糖尿病の可能性や糖尿病予備群である可能性が疑われます。糖尿病になると『薬は飲み続けなければならない』『インスリンを打つ必要がある』など、多くの疑問を持たれているのではないでしょうか。 当院では、生活習慣や食事療法の改善をベースに、患者様が継続できる治療を念頭に診療しています。 患者様お一人お一人のライフスタイルに合った治療を、患者様、必要であればご家族の方とご相談しながら無理のない治療方針を決めています。

糖尿病について

血圧が高いと指摘された方

血圧は140/90mmHgを超えると、「高血圧」という診断になります。 当院では、患者様の血圧が高い理由を考え行き、ただ漫然と投薬を続けるだけでなく、お一人お一人にあった治療を心がけています。

高血圧について

コレステロール(LDL,TG)が高いと指摘された方

コレステロールには、通称「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLコレステロール、「善玉コレステロール」と呼ばれるHDLコレステロール、中性脂肪であるTGの3種類から構成されます。TGは150mg/dl以下、HDLは40mg/dl以上が正常値ですが、LDLに関しては個人個人に併せた目標の数値があります。

高コレステロール血症について

尿酸の値(UA)が高い・痛風の恐れがあると指摘された方

尿酸の数値が高いと、痛風発作を起こすリスクが上がります。 当院では、尿検査や血液検査で尿酸が高くなる原因を調べながら、患者様にあったお薬の処方や生活習慣改善を指導しています。

痛風について

心電図異常を指摘された方

狭心症・心筋梗塞・不整脈・心肥大などを示唆する所見が含まれることがあります。 当院では,循環器専門医が心電図異常をきたしうる心疾患の原因を調べます。

循環器疾患について

腎臓の数値(Cr,BUN クレアチニン,尿素窒素)が高いと指摘された方

クレアチニンや尿素窒素は、体内の老廃物を表しますので、これが高いということは十分に老廃物を体の外へ出していない状態、つまり慢性腎臓病や慢性腎不全の恐れがあります。 Cr(クレアチニン)は、少しの上昇であっても腎臓の働きは大きく落ちている事が多々あります。『正常を少し超えているだけだから大丈夫」と思っていると、気が付いた時には、透析が必要になる一歩手前だったという状況も少なくありません。また、腎臓の数値は改善させることが難しいため、早めの受診をお勧めします。


おしっこの異常(尿蛋白や潜血)を指摘された方

おしっこの検査で「蛋白」が引っかかった方、「疲れているから出る」「脂っこい物を食べたせい」といった理由を考え、ご自身で納得していませんか? 毎回、尿蛋白が引っかかっている方は、慢性腎臓病の可能性があります。 たかが尿蛋白と思われがちですが、腎臓の働きは悪くない状態で、おしっこの異常だけで治まっている間に受診することが重要です。腎機能が正常の場合、おしっこの中に蛋白は出ません。尿蛋白が出続けると、腎臓の働きが落ちる慢性腎不全へと悪化する可能性があります。僅かな体のサインに耳を傾けていきましょう。


肝臓の異常(アルブミンが低い、ビリルビン,AST,ALT,γGTP,ALPが高い)を指摘された方

肝臓は、体の中で大切なタンパク質や糖分といった成分の合成や解毒・分解など多くの役割を担っています。血液検査でこれらの数値に異常がでるということは、肝臓の働きが弱っていることになります。 肝臓が悪いというとアルコールによる影響をイメージしますが、アルコールは肝臓にダメージを与える一つの要素でしかありません。ウイルスやコレステロール、薬、体力の消耗など、様々なことが肝臓の機能に影響している可能性が考えられます。 当院では、追加の血液検査や超音波検査を行うことで原因を探ることもできます。沈黙の臓器といわれる肝臓ですが、忘れずにケアをしてあげてください。


貧血(血色素量,赤血球量,ヘマトクリット等)と指摘された方

「貧血」というと、「ふらっとする」という症状を表すときに使いがちですが、健診などで異常が出た場合の「貧血」は「血液の成分である赤血球が不足している」状態を表します。 血液が薄くなっている状態です。貧血を指摘された方は、「MCV」という数値にも着目して下さい。これは、赤血球それぞれの大きさを表しており、MCVが小さいタイプの貧血は、鉄不足が考えられますが、胃潰瘍や胃癌により出血があるため鉄不足が起きている可能性もあります。 たかが貧血と思わずに、キチンと検査をしていただくことをお勧めいたします。


膵臓の数値(アミラーゼ,リパーゼ)の異常を指摘された方

アミラーゼやリパーゼは、膵臓から出る消化酵素の一種です。 膵臓の働きが悪い、膵臓に病気が発生した場合、膵臓にとどまるはずの酵素が血液中に漏れ出てきます。 慢性膵炎などで数値が上がることが多く、慢性膵炎は膵臓癌の危険因子とされています。稀ではありますが、精密検査をした際に、膵臓癌が見つかるケースがあります。


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