愛犬との散歩で実感する「健康寿命を延ばす歩き方」

2026/06/14

愛犬との散歩で実感する「健康寿命を延ばす歩き方」

こんにちは。なかはら内科クリニック院長です。

最近、朝の散歩をしていて季節の移り変わりを強く感じます。

私は愛犬「レオ」と一緒に、毎朝5時から約1時間、そして夜にも約1時間散歩しています。

年末年始の頃は、朝5時はまだ真っ暗でした。しかし今では4時台から空が明るくなり始め、散歩の時間にはすっかり日の出を迎えています。気温も暑すぎず寒すぎず、まさに散歩日和。河川敷を歩いていると、とても気持ちの良い時間を過ごせます。

正直なところ、一人で1時間歩くとなると長く感じることがあります。

しかし、人と一緒に歩いたり、犬と一緒に歩いたりすると不思議なもので、時間があっという間に過ぎてしまいます。

愛犬との会話(?)を楽しみながら歩いていると、運動している感覚すら忘れてしまいます。

外来で患者さんによくお話しすること

私は外来で、

「まずは20分以上の早歩きを習慣にしましょう」

とお話ししています。

さらに理想を言えば、

  • 少し大股で歩く
  • 息が少し弾む程度まで強度を上げる
  • 脈拍100〜120回/分程度を目安にする

こうした歩き方ができると、有酸素運動として非常に効果的です。

ウォーキングは特別な道具も必要なく、年齢を問わず始められる運動です。

高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満の改善だけでなく、認知症予防や心血管疾患予防にも役立ちます。

1時間の早歩きでどれくらい歩くの?

一般的な早歩きの速度は

時速5.5〜6km程度

とされています。

つまり1時間歩くと、

約5.5〜6km

の距離になります。

私の場合も、愛犬との散歩ではだいたいこれくらいの距離になることが多いです。

1時間の早歩きで消費するカロリー

体重によって変わりますが、早歩き1時間の消費カロリーの目安は以下の通りです。

体重1時間の早歩き
50kg約220〜260kcal
60kg約270〜320kcal
70kg約320〜380kcal
80kg約370〜440kcal

60kgの方なら、

毎日1時間で約300kcal

消費できます。

これは1か月続けると約9,000kcal。

脂肪1kgは約7,200kcalと考えると、食事内容を変えなくても体重管理に大きく貢献します。

他の運動と比べると?

体重60kgの方が1時間運動した場合の消費カロリーの目安です。

運動消費カロリー(1時間)
ゆっくり散歩約180kcal
早歩き約300kcal
ゴルフ(徒歩)約280〜350kcal
テニス約420〜500kcal
バスケットボール約450〜600kcal
水泳(クロール)約500〜700kcal
ジョギング(時速8km程度)約500〜600kcal

確かにテニスやジョギング、水泳の方が消費カロリーは多くなります。

しかし、

が最も重要です。

週に1回の激しい運動よりも、

毎日の30〜60分のウォーキングの方が健康への効果は大きいことが少なくありません。

運動療法で最も難しいのは、

です。

愛犬との散歩でも、ご夫婦での散歩でも、お友達との散歩でも構いません。

一緒に歩く相手がいると、1時間は驚くほど短く感じます。

もし「運動しなければ」と思いながらなかなか続かない方は、

まずは20分の早歩きから始めてみてください。

そして慣れてきたら30分、40分、1時間へ。

季節の変化を感じながら歩く時間は、体だけでなく心の健康にも良い影響を与えてくれるはずです。

今年も愛犬のレオと一緒に、朝の気持ちの良い空気を楽しみながら歩き続けたいと思います。


※運動中に胸痛、息切れ、動悸、めまいなどを感じる場合は無理をせず、主治医へご相談ください。特に心疾患や高血圧で治療中の方は、運動強度について医師と相談しながら行いましょう。


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