帯状疱疹にかかったことがある方も、ワクチンは必要ですか?
2026/01/30
帯状疱疹にかかったことがある方も、ワクチンは必要ですか?
帯状疱疹にかかった後でもワクチンは必要?接種のタイミングを解説
「一度帯状疱疹にかかったから、もうワクチンはいらないのでは?」
外来でよく聞かれる質問です。
結論から言うと、帯状疱疹にかかったことがある方にも、ワクチン接種は勧められます。
なぜワクチンが必要なのでしょうか?
帯状疱疹にかかると、体の中で免疫が一時的に強くなります。
しかし、この免疫の効果は数年で弱まってしまうことが分かっています。
そのため、帯状疱疹は一生に一度だけの病気ではなく、再発することがあります。
特に次のような方では、再発のリスクが高くなります。
- ご高齢の方
- 糖尿病のある方
- がん治療中・治療後の方
- ステロイドや免疫を抑える薬を使っている方
こうした理由から、再発予防として帯状疱疹ワクチンが有効とされています。
ワクチンはいつ打てばいいの?
日本で現在主に使われている帯状疱疹ワクチンは**「シングリックス」**という不活化ワクチンです。
接種の目安
- 帯状疱疹の発症から
少なくとも6か月以上あけて接種することが推奨されています - 皮疹が治り、痛みなどの症状が落ち着いてからが目安です
以前使われていた生ワクチン(Zostavaxなど)の場合は、
発症から1年程度あけるのが一般的でしたが、現在はシングリックスが主流です。
実際の診療ではどうしているの?
多くの場合は、
皮疹が完全に治り、神経痛などの後遺症が安定してから6か月以上待って接種しています。
ただし、免疫が低下している方では、
再発リスクと体調を考慮して、主治医と相談しながら時期を調整することもあります。
まとめ
- 帯状疱疹に一度かかっていても、ワクチンは有効
- 免疫は時間とともに弱まるため、再発することがある
- 接種時期の目安は「発症から6か月以上後」
- 体調や持病によっては、医師と相談して判断することが大切
| ワクチンの種類 | 接種のタイミング(目安) | 備考 |
| シングリックス(不活化ワクチン) | 発症から6か月以上あけて | 現在の主流。 予防効果が高いタイプ。 |
| 生ワクチン(乾燥弱毒性) | 発症から1年程度あけて | 以前からあるタイプ。 |
帯状疱疹は「治ったら終わり」ではなく、その後の予防がとても重要な病気です。
気になる方は、ぜひ外来でお気軽にご相談ください。
【帯状疱疹ワクチン(シングリックス)は、1月中までの接種開始をおすすめします】
理由は、自己負担金が増えてしまう可能性があるから です。
神奈川県の補助制度のクーポンをお持ちの方でシングリックスをご希望の方は、
令和8年3月31日までに
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)を「2回接種」
する必要があります。
©医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニック