元住吉の循環器内科|動悸・息切れ・胸の痛みは医師が丁寧に診察

2026/03/28

元住吉の循環器内科|動悸・息切れ・胸の痛みは医師が丁寧に診察


糖尿病と循環器
元住吉 循環器内科コラム

糖尿病と心筋梗塞の怖い関係
元住吉の循環器内科医が、実際の症例をもとに解説します

2026年3月28日|元住吉 循環器内科

「血糖値が少し高いだけだから大丈夫」——そう思っていた患者さんが、心筋梗塞で救急搬送される。元住吉で循環器内科を診ていると、こうした場面に出会うことがあります。糖尿病と心臓病のつながりは、思っているよりずっと深刻です。このコラムでは、実際のエピソードをふまえながら、そのメカニズムと予防のポイントをお伝えします。


ある患者さんのエピソード

最近、当院に通院されていた50代の男性患者さんが急性心筋梗塞を発症し、緊急入院となりました。

この方はHbA1cが9%台と血糖コントロール不良の状態が続いており、「症状がないから」と受診間隔が空きがちでした。胸の違和感を「疲れのせい」と数日間放置してしまったことが、発見の遅れにつながりました。

糖尿病の方は神経障害により痛みを感じにくく、心筋梗塞の典型的な胸痛がないまま病状が進行することがあります。「症状がない=大丈夫」ではないのです。


なぜ糖尿病は心筋梗塞のリスクを高めるのか

血糖値が高い状態が続くと、血管の内側(内皮)が慢性的なダメージを受け続けます。血管が硬くなり、悪玉コレステロール(LDL)が血管壁に蓄積する「動脈硬化」が急速に進行します。

動脈硬化が冠動脈(心臓に血液を送る血管)で起これば、狭心症・心筋梗塞へと進展します。さらに糖尿病では血液が固まりやすい状態になるため、プラーク(血管内の脂質の塊)が突然破れて血栓を生じさせるリスクも高まります。

2〜4倍
糖尿病のない方と比べた心疾患リスクの上昇幅
約7割
糖尿病患者さんの死因に占める心血管疾患の割合
HbA1c 9%
コントロール不良域。心血管リスクが特に高まる水準


こんなサイン、見逃していませんか?

糖尿病の方は神経障害の影響で、心臓の異変を感じにくいことがあります(無痛性心筋虚血)。典型的な「激しい胸痛」がなくても、以下のような変化は心臓からのサインかもしれません。


  • 少し動いただけで息切れする、疲れやすくなった

  • 胸のあたりが重い、何となく締め付けられる感じがある

  • 足がむくみやすくなった

  • 夜中に息苦しくて目が覚める
「年のせいかな」と放置してしまうのが一番危険です。元住吉・武蔵小杉周辺にお住まいで糖尿病をお持ちの方は、こうした変化を感じたらすぐに循環器内科にご相談ください。


血糖値・血圧・脂質の「3つ同時管理」が心臓を守る

心筋梗塞を防ぐには、血糖だけを管理するだけでは不十分です。血圧・脂質(コレステロール・中性脂肪)のコントロールを同時に行うことが、循環器内科の立場から強くお伝えしたいポイントです。

目標血圧
130/80 mmHg 未満
日本高血圧学会ガイドライン(糖尿病合併例)
LDLコレステロール
120 mg/dL 未満
心血管リスクが高い方は100未満を目標とする場合も
HbA1c
7.0% 未満が目安
年齢・合併症に応じて主治医と個別に設定
定期的な心血管評価
心電図・尿検査
無症状でも年1回以上の定期チェックを

今日からできる4つのこと

1
受診間隔を空けない。血糖が落ち着いていても定期受診を続ける
2
毎日15〜30分のウォーキングなど軽い有酸素運動を習慣にする
3
塩分・飽和脂肪酸を控え、血圧・脂質もまとめて食事管理する
4
禁煙する(喫煙は動脈硬化と血栓リスクを同時に高める)

元住吉で糖尿病・循環器のご相談は当院へ

当院では糖尿病と循環器疾患を一体で診る外来を行っています。「血糖値は内科、心臓は別の病院」と分かれがちな管理を、元住吉で一か所にまとめてご相談いただけます。

元住吉・武蔵小杉・日吉・綱島周辺にお住まいで、糖尿病をお持ちの方・心臓が心配な方は、お気軽にご受診ください。


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