病気と闘う子どもたちに寄り添う「ファシリティドッグ」をご存知ですか?

2026/02/12

病気と闘う子どもたちに寄り添う「ファシリティドッグ」をご存知ですか?

皆さま、こんにちは。院長の岸です。

先日、私の子どもが病院で入院した際、病院のロビーで一枚の掲示に目が留まりました。そこに紹介されていたのは、病気と闘う子どもたちに寄り添う「ファシリティドッグ」の活動でした。

実は、私自身は直接そのワンちゃんたちに会うことは叶いませんでした。しかし、その活動は意外な形で我が子を支えてくれたのです。

手術室へ一緒に向かった「マサ」のぬいぐるみ

手術が決まり、不安でいっぱいだった子どもが、ずっと片手に握りしめていたものがありました。それは、ファシリティドッグの「マサ」をモデルにしたぬいぐるみでした。

本物のワンちゃんには会えなくても、その存在を感じさせてくれるぬいぐるみが、これから手術に向かう我が子に「一人じゃないよ」と勇気を与えてくれたのです。親である私にとっても、そのぬいぐるみを握る子どもの姿は、大きな救いとなりました。

ファシリティドッグとは?

ファシリティドッグは、特定の病院に毎日「勤務」し、個々の患者さんの治療計画に合わせて活動する専門的なトレーニングを受けた犬のことです。

ただの癒やし(セラピー犬)とは異なり、看護師資格を持つハンドラーとペアを組み、以下のような重要な役割を担っています。

  • 手術室への同行: 怖がるお子様の隣を歩き、麻酔がかかるまで寄り添う
  • 辛い処置の応援: 採血やリハビリの際、そばにいて励ます
  • 心のケア: 長期入院による孤独感やストレスを和らげる

私たちができる支援の輪

この素晴らしい活動は、実はその多くが皆さまからの寄付によって支えられています。

現在、日本国内でファシリティドッグが導入されている病院はまだ限られています。一人でも多くの子どもたちが、ワンちゃんの温もりを感じながら前向きに治療に臨めるよう、当クリニックもこの活動を応援しています。

もし、この活動に共感していただけましたら、ぜひ以下の団体を通じてご支援を検討いただければ幸いです。

院長から一言: 医療は薬や手術だけで完結するものではありません。子どもの不安に寄り添う「温もり」もまた、大切な医療の一部だと再確認しました。マサ君のぬいぐるみがくれた勇気の輪が、さらに広がっていくことを願っています。


©医療法人社団ミネルバ なかはら内科クリニック