電子処方箋を導入します

2023/05/13

電子処方箋を導入します

昨年、保険証の機能としてマイナンバーカードを使用したオンライン資格確認を導入いたしました。

https://nakahara-naika.com/blog/2022/09

この制度は非常に患者さんの管理をしやすいことに気がつきました。
今までの市区町村での検診結果や医療機関で処方された内服薬の情報を確認することができるのです。
この機能は本当に実用的で、この地に転居してきたが、お薬手帳がなく内服内容がよくわからないとか、処方したいのだけれど、腎機能・肝機能が問題ないかなどの確認をマイナンバーカードを使用するだけで確認することができるので、重複投与や禁忌投与を回避することが可能になります。


先日、GWに出身大学のある金沢に旅行に行ってきました。

その際に能登の地震の影響を受けたわけですが、この時に思い出したのは、震災時にレスキューに行った医師が一番困ったことは、患者さんの病歴や内服薬の詳細がわからないことが課題であったという話でした。
このような場合、マイナンバーカード一枚で健康情報を確認することができるので不利益少なく適切な医療を受けられるようになります。

今回の本題は、このカード機能に電子処方箋機能があり、医療機関で処方された処方内容を、調剤薬局でカードを持参するだけで受け取ることが可能になります。
たまにですが、紙の処方箋を紛失しまう事例がありました。

なかはら内科クリニックは糖尿病であれ、高血圧であれ安定していれば2ヶ月以上の処方を行なっており、1ヶ月処方を行なっていません。最近では、睡眠時無呼吸の管理もオンラインで行なっており、他院で毎月受診していた患者さんも2-3ヶ月おきになり、毎月仕事を休まなくて良くなったと大変喜んでもらっております。
更に、非常に病態が安定している患者さんにはなかはら内科ではリフィル処方を行なっています。
これは薬がなくなったらクリニックではなく処方箋を持って薬局にいくことで同内容の処方薬を処方してもらえる制度です。しかし、課題もありました。それは紙処方箋を失くしてしまうことや処方期限が切れてしまったことでした。
電子処方箋にすることで、カードを失くさない限り処方してもらえるようになるので先程の課題のひとつが解決できるようになります。

開始日時はおって提示いたします。

https://www.mhlw.go.jp/stf/denshishohousen.html



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