新型コロナウイルス不顕性感染について

2020/06/10

新型コロナウイルス不顕性感染について

神奈川県医師会 内科医学会主導のもと
「神奈川県における新型コロナウイルスの不顕性感染の実態調査」の
臨床研究に当院も参加させていただきました。
このような機会をいただき心より御礼申し上げます。
また、参加していただいた患者様にも重ねて心より御礼申し上げます。

抗体検査は感染した後にウイルスに対する抗体ができているかを調べる検査です。参加者が多いほど疫学調査(第1波でどの程度ウイルスが蔓延していたかを調べる調査)では有用な検査となります。
本日の報道でソフトバンクグループ実施のIgG抗体陽性率0.43%という報道がありました。日本全体、首都圏、神奈川県でどのような分布になるか興味深いところですね。

最近、いろいろな医療機関で自費で抗体検査を受けられるようになっています。
みなさんも興味があり、受けてみたいと思うでしょう。
しかし、もし陽性となった場合は、感染させる可能性があるので自宅隔離となります。そして、PCR検査を受けなければなりませんが、その受け皿が少ないのが実情です。(症状がないので、保険適応での検査困難, 保健所でも、無症状の方が抗体検査が陽性であっただけでは、PCRを指導しておりません)

なので、陽性の場合のPCR検査ができる医療機関か、よく考えてから検査を受けたほうがよろしいと考えます。


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