【医師と患者の会話でわかる】ペットボトル症候群とは?

2025/06/17

【医師と患者の会話でわかる】ペットボトル症候群とは?

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a38d8d631317290c014ce7a29ad1c094919f9d0

5月から一人ペットボトル症候群で入院者が出ました。
毎年、夏にジュース類の飲み過ぎで患者が相談にきます。
対話形式でAIで作成してみました。

患者さん:「先生、最近すごく喉が渇くんです。スポーツドリンクとか炭酸飲料をよく飲んでるんですけど、それでも足りないくらいで…」

医師:「それはちょっと気になりますね。最近、急に体重が減ったり、疲れやすくなったりしていませんか?」

患者さん:「あ、そういえば体重が少し減ってますし、なんだかだるい感じもあります。」

医師:「その症状、もしかすると『ペットボトル症候群』かもしれません。」

患者さん:「ペットボトル症候群?聞いたことないです。」

医師:「正式には『清涼飲料水ケトーシス』といって、甘い飲み物をたくさん飲みすぎることで、血糖値が急に上がって体に異常が出る状態です。特にスポーツドリンクやジュース、缶コーヒーなど、砂糖が多く含まれる飲み物に要注意です。」

患者さん:「えっ、でも水分をとらなきゃいけないと思って…。」

医師:「もちろん水分補給は大事ですが、甘い飲み物ばかりだと逆に体に負担がかかることがあります。特にのどが渇くからといって大量に飲むと、悪循環に陥ってしまうんです。」

患者さん:「どんな症状が出るんですか?」

医師:「強い喉の渇き、頻尿、体重減少、だるさ、吐き気などが出ます。放っておくと意識を失うこともあり、命に関わることもあるんですよ。」

患者さん:「こわいですね…どうすれば予防できますか?」

医師:「のどが渇いたときは、水やお茶など糖分の入っていない飲み物を選ぶのが一番です。甘い飲み物は『たまにのご褒美』くらいにとどめておきましょう。あと、体調が気になるときは早めに受診してくださいね。」

患者さん:「はい、気をつけます。ありがとうございました!」

ペットボトル症候群とは?

暑い季節やスポーツのあとに、甘い飲み物をたくさん飲んでいませんか?
「ペットボトル症候群」は、清涼飲料水などの糖分を多く含む飲み物を大量に摂取することで起こる健康トラブルです。正式には「清涼飲料水ケトーシス」や「急性糖尿病性ケトアシドーシス」と呼ばれることもあります。

原因は?

砂糖が多く含まれる飲み物(スポーツドリンク、炭酸飲料、果汁飲料、缶コーヒーなど)を頻繁に飲むことで、血糖値が急激に上がります。それにより体がうまく血糖をコントロールできなくなり、糖尿病に近い状態になることがあります。特に、もともと血糖値が高めの方や、まだ糖尿病と診断されていない若い方にも起こる可能性があります。

主な症状

  • 強いのどの渇き
  • 多量の水分を摂っても喉の渇きが続く
  • 頻尿
  • 体重減少
  • 倦怠感(体がだるい)
  • 吐き気や腹痛
  • ひどい場合には意識障害

これらの症状がある場合、すぐに医療機関を受診してください。

放っておくとどうなる?

重症化すると、「ケトアシドーシス」と呼ばれる状態になり、命に関わることもあります。また、血糖値が高い状態が続くと、腎臓への負担も大きくなり、尿路結石のリスクも高まるといわれています。

予防のポイント

  • のどが渇いたときは、水やお茶など糖分のない飲み物を選びましょう
  • 甘い飲み物は「たまに楽しむもの」として考える
  • 食事や間食の内容も見直してみましょう
  • 健康診断で血糖値を定期的にチェックすることも大切です

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