木曜日診療日は7月10日・17日・31日です。
木曜午前は予約制で、定期診療に加え、かかりつけの患者様を対象に動脈硬化症関連の検査日としております。
木曜日は感染症外来は行っておりませんのでご了承ください。
6月下旬から帯状疱疹ワクチン接種券が市から配られているようです。
当院で接種可能です。
接種ご希望の方は予約にて承ります。
当院までご連絡ください。
実施期間
令和7年(2025年)4月1日(火)~令和8年(2026年)3月31日(火)
対象となる方
川崎市内に住民登録がある方で、次のいずれかに該当する方
1 実施期間中に65、70、75、80、85、90、95及び100歳を迎える方及び100歳以上の方
※ 101歳以上の方は、令和7年度に限り対象となります。
※ 経過措置(令和11年度まで)終了後は、65歳の方のみが対象となります。
【個別通知発送を6月下旬に予定】詳細についてはこちら
2 接種日時点で60歳~65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(障害1級程度)
※ 接種時に、手帳や診断書等の証明書類を医療機関に提示していただく必要があります。
ワクチンの種類・自己負担額
ワクチン | 回数 | 自己負担金(税込) |
---|
生ワクチン(ビケン) | 1回 | 4,000円 |
組換えワクチン(シングリックス) | 2回(2か月以上間隔) | 各回 10,000円(合計 20,000円) |
※生活保護・市民税非課税世帯など、条件により全額公費負担になる場合があります(証明書の提示が必要です)。
https://nakahara-naika.com/vaccination.php
ワクチンの効果
いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
帯状疱疹に対する効果 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|
接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
接種後10年時点 | ― | 7割程度の予防効果 |
ワクチンの安全性
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。
頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
主な副反応の発現割合 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|
70%以上 | ― | 疼痛* |
30%以上 | 発赤* | 発赤*、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* | 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛 |
*:ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書より厚生労働省において作成。
接種の流れ
- 対象者には川崎市から予診票が届きます(2025年6月下旬予定)
- 予診票をご持参の上、当院へお電話または受付で接種のご予約をお願いします。
- 当日、ワクチンの種類を選び、医師と相談の上で接種を行います。
予診票が届かない場合は?
転入された方や、対象年齢の方でも届かない場合があります。
その場合は、**川崎市予防接種コールセンター(044‑200‑0144)**までお問い合わせください。
任意接種をご希望の方へ
定期接種の対象でない方でも、帯状疱疹ワクチンは自費で接種が可能です。お気軽に当院へご相談ください。
ご不明な点がございましたら、お電話または受付でお尋ねください。
帯状疱疹は予防できる時代です。ぜひこの機会をご活用ください。
https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000173409.html
厚生労働省ウェブページ 帯状疱疹ワクチン ワクチンの効果外部リンク
厚生労働省ウェブページ 帯状疱疹ワクチン ワクチンの安全性外部リンク
厚生労働省ウェブページ 帯状疱疹ワクチン 接種を受けられない方外部リンク
厚生労働省ウェブページ 帯状疱疹ワクチン 接種に注意が必要な方外部リンク
6月の感染症外来の各検査の陽性率はコロナ19.5%インフルエンザ0%でした。インフルエンザいなくなりましたね。
今月も咳嗽を症状とする患者さんが多くおられました。
当院の感染症外来は予約制です。
コーヒーと健康:砂糖や脂肪の加え方に注意!
コーヒーは世界中で最も一般的に飲まれている飲み物の一つで、その健康効果についてはこれまで多くの研究がされてきました。今回の研究でも、コーヒーの摂取が全死因死亡リスクの低下と関連していることが示されました。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S002231662500286X?via%3Dihub
健康効果を最大限に活かすために
この大規模な研究(米国成人46,222人を対象)の結果から、コーヒーの健康効果は、砂糖や飽和脂肪の添加量によって影響を受ける可能性があることが明らかになりました。
- コーヒーの摂取量が多いほど、全死因死亡率が低下する傾向が見られました。具体的には、1日1杯未満、1~2杯未満、2~3杯未満、3杯以上と摂取量が増えるにつれて、死亡率が低くなる傾向が示されています。
- しかし、この死亡率低下の恩恵は、ブラックコーヒー、または砂糖と飽和脂肪の添加量が少ないコーヒーに限定されることが分かりました。
- ブラックコーヒーや低糖・低飽和脂肪のコーヒーを飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて、全死因死亡リスクが14%低いと関連していました。
- また、1日1~3杯程度の低から中程度のコーヒー摂取は、全死因死亡率だけでなく、心血管疾患(CVD)による死亡率の低下とも関連していました。
なぜ砂糖や脂肪の添加量が重要なのでしょうか?
コーヒーには、カフェイン、クロロゲン酸、ポリフェノールといった生理活性化合物が含まれており、これらは抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用など、健康に良い影響をもたらす可能性があると考えられています。
しかし、フレーバー付きのコーヒーや紅茶は、米国では加糖飲料に次いで、砂糖の主な摂取源となっていることが報告されています。また、コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて飽和脂肪の摂取量が多い傾向も示されています。
砂糖や飽和脂肪を加えすぎると、コーヒーから摂取するカロリーが増え、せっかくの健康効果が打ち消されてしまう可能性があります。
まとめと推奨
コーヒーは健康に良い可能性がある飲み物ですが、その恩恵を最大限に享受するためには、砂糖や飽和脂肪の添加を控え、ブラックで飲むこと、または添加量を少量にすることを検討しましょう。
この情報は、米国成人におけるコーヒー摂取と死亡率の関係を調査した大規模な研究結果(国民健康栄養調査NHANESのデータを使用)に基づいています。
個人の健康状態や食生活によっては、推奨される摂取量や注意点が異なる場合がありますので、ご自身の健康についてご心配な場合は、医師にご相談ください。
木曜午前は予約制で、定期診療に加え、かかりつけの患者様を対象に動脈硬化症関連の検査日としております。
木曜日は感染症外来は行っておりませんのでご了承ください。
循環器疾患の原因となる高血圧・糖尿病・心不全・脂質異常症などをお持ちの方、または動脈硬化症の進行が心配な方には、この時間帯での受診をおすすめいたします。
現在、この時間帯は比較的空いており、スムーズに受診いただけます。
詳しくは、クリニック受付またはお電話にてお問い合わせください。
※木曜日は感染症外来は行っておりませんのでご注意ください。
なかはら内科クリニック
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a38d8d631317290c014ce7a29ad1c094919f9d0
5月から一人ペットボトル症候群で入院者が出ました。
毎年、夏にジュース類の飲み過ぎで患者が相談にきます。
対話形式でAIで作成してみました。
患者さん:「先生、最近すごく喉が渇くんです。スポーツドリンクとか炭酸飲料をよく飲んでるんですけど、それでも足りないくらいで…」
医師:「それはちょっと気になりますね。最近、急に体重が減ったり、疲れやすくなったりしていませんか?」
患者さん:「あ、そういえば体重が少し減ってますし、なんだかだるい感じもあります。」
医師:「その症状、もしかすると『ペットボトル症候群』かもしれません。」
患者さん:「ペットボトル症候群?聞いたことないです。」
医師:「正式には『清涼飲料水ケトーシス』といって、甘い飲み物をたくさん飲みすぎることで、血糖値が急に上がって体に異常が出る状態です。特にスポーツドリンクやジュース、缶コーヒーなど、砂糖が多く含まれる飲み物に要注意です。」
患者さん:「えっ、でも水分をとらなきゃいけないと思って…。」
医師:「もちろん水分補給は大事ですが、甘い飲み物ばかりだと逆に体に負担がかかることがあります。特にのどが渇くからといって大量に飲むと、悪循環に陥ってしまうんです。」
患者さん:「どんな症状が出るんですか?」
医師:「強い喉の渇き、頻尿、体重減少、だるさ、吐き気などが出ます。放っておくと意識を失うこともあり、命に関わることもあるんですよ。」
患者さん:「こわいですね…どうすれば予防できますか?」
医師:「のどが渇いたときは、水やお茶など糖分の入っていない飲み物を選ぶのが一番です。甘い飲み物は『たまにのご褒美』くらいにとどめておきましょう。あと、体調が気になるときは早めに受診してくださいね。」
患者さん:「はい、気をつけます。ありがとうございました!」
ペットボトル症候群とは?
暑い季節やスポーツのあとに、甘い飲み物をたくさん飲んでいませんか?
「ペットボトル症候群」は、清涼飲料水などの糖分を多く含む飲み物を大量に摂取することで起こる健康トラブルです。正式には「清涼飲料水ケトーシス」や「急性糖尿病性ケトアシドーシス」と呼ばれることもあります。
原因は?
砂糖が多く含まれる飲み物(スポーツドリンク、炭酸飲料、果汁飲料、缶コーヒーなど)を頻繁に飲むことで、血糖値が急激に上がります。それにより体がうまく血糖をコントロールできなくなり、糖尿病に近い状態になることがあります。特に、もともと血糖値が高めの方や、まだ糖尿病と診断されていない若い方にも起こる可能性があります。
主な症状
- 強いのどの渇き
- 多量の水分を摂っても喉の渇きが続く
- 頻尿
- 体重減少
- 倦怠感(体がだるい)
- 吐き気や腹痛
- ひどい場合には意識障害
これらの症状がある場合、すぐに医療機関を受診してください。
放っておくとどうなる?
重症化すると、「ケトアシドーシス」と呼ばれる状態になり、命に関わることもあります。また、血糖値が高い状態が続くと、腎臓への負担も大きくなり、尿路結石のリスクも高まるといわれています。
予防のポイント
- のどが渇いたときは、水やお茶など糖分のない飲み物を選びましょう
- 甘い飲み物は「たまに楽しむもの」として考える
- 食事や間食の内容も見直してみましょう
- 健康診断で血糖値を定期的にチェックすることも大切です