ピロリ菌について

ピロリ菌とは

正式名称は“ヘリコバクター・ピロリ”と言い、ヘリコとは「らせん状」という意味で、バクターとはバクテリア(細菌)、ピロリとは胃の出口で十二指腸へとつながる部分(幽門)を意味する「ピロルス」というラテン語の単語から来ています。この菌は胃の幽門部から初めて見つかったのです。
大きさは約3μm(マイクロメートル)で、4~7本の鞭毛(べんもう)を持ち、この鞭毛を高速で回し、その回転力で胃の中をドリルのように進み、移動します。
ピロリ菌が強酸性下の胃の中で生育できるのは、胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、アンモニアで酸を中和することにより、自身の周囲の酸をやわらげているからです。
このピロリ菌は近年、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因の一つと考えられています。


ピロリ菌の検査

当クリニックでは、胃にピロリ菌がいるかどうか血液検査を行っています。
胃内視鏡検査(胃カメラ)のほか、尿素呼気試験という検査で検査用の薬(錠剤)を飲み、呼気を調べてピロリ菌に感染しているかどうかを判定します。
もしも感染しているようなら、胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防のために、この菌の早期除菌をお勧めします。

保険適用のピロリ菌感染検査について

かつてピロリ菌の除菌治療は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気についてのみに健康保険が適用されていましたが、2013年2月21日から「慢性胃炎」も健康保険の対象に加わりました。ピロリ菌によって炎症を繰り返す慢性の胃炎に対する薬の有効性および安全性が確認されたためです。
なお、保険適用の対象となった慢性胃炎は、「内視鏡検査で確定診断された」慢性胃炎であることが大きなポイントです。
「胃カメラ」 → 「ピロリ菌検査」の順番でなければ、保険適応にはなりません。

自費診療の対象となる例

基本的には上記以外の場合には、自費診療になります。

自費診療となる場合の一例
  • ピロリ菌がいるかどうかの検査だけしたい場合
  • 保険診療に使われる薬剤にアレルギーがある場合
  • 2次除菌失敗時の3次除菌をご希望される場合

胃がんとピロリ菌

ピロリ菌に感染すると胃粘膜が炎症を起こし、胃の痛みや不快感、吐き気を伴う慢性胃炎や胃の粘膜が萎縮してぺらぺらになってしまう萎縮性胃炎へと進んでいきます。この萎縮性胃炎は「前がん状態」と言われ、胃がんの発症リスクが非常に高い病態です。胃がんの発症を防ぐ意味でも、ピロリ菌の除菌が推奨されるのです。

胃・十二指腸潰瘍とピロリ菌

胃の壁を傷つけ、胃を守っている粘液を減らし、酸の攻撃を受けやすくするので、胃炎や消化性潰瘍を発症させる要因になります。
ピロリ菌が胃壁に取り付くと、細胞を弱らせてしまう毒素を出し始めます。すると菌を排除しようと血液中の白血球やリンパ球が付近に集まります。
両者の戦いが激しくなると、胃の粘膜が炎症を起こして胃炎になったり、胃や十二指腸の粘膜が深くえぐられて消化性潰瘍になったりすると考えられます。

クリニック概要

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なかはら内科クリニック

〒211-0041 川崎市中原区下小田中3丁目30番地3号

電話番号:044-797-5556

診療科目:内科、糖尿病代謝内科、循環器内科

アクセス:JR南武線「武蔵中原駅」より徒歩12分
     約1500歩(1.2km)

診療時間 日・祝
9:00~12:00
15:00~18:30

▲:9:00~13:00 休診日:木曜日・日曜日・祝日